日独専門家ワークショップ及びドイツにおける廃熱利用プロジェクト視察
鉄鋼生産から食品加工に至るまで多くの産業で熱が必要とされています。そのエネルギーの多くが、様々な温度レベルで未使用の廃熱として失われています。日本やドイツには、産業界だけでなく、データセンターや自治体の下水道など、廃熱利用の大きな可能性が残されています。これらの廃熱を利用することにより、多くのエネルギーを節約し、生産や地域暖房、プール、温室などに利用することが可能となります。
ワークショップ及び視察においては、日本の産業界(技術サプライヤー及びユーザー)、学界、行政の専門家の皆様に、以下のような観点をご提供しました。
- 日独両国の特定地域における産業廃熱利用技術及びプロジェクトに関する意見交換
- 現地視察を通じたドイツにおける廃熱利用の革新的な技術やコンセプトに関する情報提供
- 今後の協力とビジネス機会の特定、協力プロジェクトの開始に向けた契機を提供
ワークショップはドイツ・エッセンにて開催、視察旅行ではライン・ルール地方及びニーダーザクセン州の革新的な廃熱利用プロジェクトを訪問いたしました。
ワークショップ及び現地視察は、弊社がadelphi社と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合(NEDO)の協力のもと、日独エネルギーパートナーシップの枠組みで開催いたしました。また、日本貿易振興機構(JETRO)にご後援頂きました。