ECOS設立30周年祝賀会
ECOS設立30周年祝賀会
エコスは、1988年の創業以来、ドイツを中心とした欧州と日本の間で環境・エネルギー分野でのコンサルタントおよびプロジェクトマネジメント業務に携わってまいりました。30年の活動を通じて、今日、弊社が日独連携のスペシャリストとして位置づけられるまでに発展してこられたのも、クライアントおよびご関係者の皆様のご支援の賜物と深く感謝いたしております。その感謝の気持ちを込めて、8月25日に、オスナブリュックのシュタイゲンベルガーホテル・レマルクにて設立30周年祝賀会を開催いたしました。
エコスの設立者であり代表取締役であるヴィルヘルム・メームケンからの挨拶では、ご参列いただいた方をはじめ、ご支援者、役員、そして従業員への感謝の言葉に続き、持続可能な社会の発展と地球環境のために貢献することがエコスの信条であること、そして、地球温暖化対策にむけたグローバルな取り組みにおいて、産業先進国である日本とドイツが連携し、それぞれが有するノウハウや革新力を結束させ、ともに世界のリーダーシップとなることが重要であり、エコスはそための一助となるべく今後も努力してゆく所存であることが述べられました。
ドイツ連邦環境財団から賞与されるドイツ環境大賞受賞者であり、ヴッパータール研究所元所長であるペーター・ヘンニッケ教授からの祝辞では、特に、日独エネルギー変革評議会の実現は、日独の橋渡し役を担うエコスの功績の好例であるとのお言葉をいただきました。
1985年、科学技術の進展と雇用確保の両立を目指したオスナブリュック市のプロジェクトとして、エコスの前身であるArbeit und Wissenschaft(労働と科学)がスタートされました。このプロジェクトを通じて同じく産業構造の変革に取り組む日本の地域や企業とのコンタクトが生まれ、次第にそれが日独の地域・産業交流への構想へと発展してゆき、その結果、1988年にエコスは会社組織となりました。
業務分野は、当初の活動は、長崎県とルール地方のMEO(ミュールハイム、エッセン市、オーバーハウゼン市)との地域連携の橋渡し役など、地域経済交流分野から始まり、ドイツ地球環境企業プール(共同代表事務所)の運営など、次第に、環境技術分野での企業コンサルタント業務へと拡張してまいりました。また、シンポジウムや専門イベント分野では、PIUS(事業活動における環境保全/クリーナープロダクション)日独会議、日独環境・エネルギーフォーラムや、ハノーバーメッセにおける日独経済フォーラムなど、日独エキスパートの情報交換のプラットフォームの構築、運営に携わってきています。
エコス30周年祝賀会にあたり、ご提案させていただいたテール・デ・ゾム(Terre des Hommes)の児童保護支援活動に多くの方にご賛同いただき、2000ユーロの寄付を集めることができました。ご協力いただきました皆様に改めてお礼申し上げます。