第10回日独環境・エネルギーフォーラム, 2019年10月29~30日、東京

東京

エネルギーシステムの脱炭素化に向けた 政策的戦略とテクノロジー

 

排熱利用、水素、セクターカップリング - エネルギー供給におけるエミッションフリー実現に向けた取り組み

記念すべき第10回目となる日独エネルギー・環境フォーラムは、東京WTCコンファレンスセンターにて2日間にわたり250名を超える参加者を迎えて開催されました。

フォーラムには、日本とドイツの産学官からのエキスパートが集い、エネルギーシステムの脱炭素化に向けた政策的戦略とテクノロジーに関して、発表および活発な協議が行われました。

両国における長期的なエネルギー戦略や温暖化対策の影響については、将来のエネルギーシステムにおける水素の役割や、長期的な熱部門の脱炭素化とセクターカップリングが取り上げられ、議論されました。また、Power-to-Heatに向けた革新的技術や熱セクターにおける脱炭素化のための実証プロジェクトなどが、将来の方向性を示すプロジェクトとして紹介されました。バイオマスセッションでは、市場展開に影響を及ぼす政策や法規制面の重要性についても議論されました。

日独エネルギー・環境フォーラムの開催は、今回で第10回目を迎えました。2007年の第1回開催以来、当フォーラムは日独両国の産学官のエキスパートに向けた、環境・エネルギー分野における交流と連携創出のプラットフォームとして発展してきました。

第10回日独エネルギー・環境フォーラムは、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、ドイツ連邦環境・自然保護・原子炉安全省(BMU)、ドイツ連邦経済・エネルギー省(BMWi)の共催によって開催され、フォーラムのドイツ側の運営はECOSおよびAdelphiが担当いたしました。

記念すべき第10回日独エネルギー・環境フォーラムの開幕にあたって(左から):
ハラルド・ナイツェル氏(連邦環境省)、ニコル・グラネマン氏(連邦経済省)、イナ・レーペル大使(駐日ドイツ連邦共和国大使館)、石塚博昭理事長(NEDO)、小林出 理事(NEDO)、木村範尋氏(経済産業省資源エネルギー庁)

 

お問合せ:
Johanna Schilling(ヨハンナ・シリング)