再生可能エネルギー利用推進プロジェクト - 音威子府村プロジェクト

ドイツエネルギーエージェンシー(dena)の木質バイオマスプジェクト支援を受け、北海道音威子府市にNolting社の木質バイオマスボイラーが設置されました。

それに関連し、2014年10月31日には札幌KKRホテルにて、音威子府の天塩川温泉の加温用として設置された木質バイオマスボイラー設置を記念して、木質バイオマスのエネルギー利用をテーマに日独セミナーが札幌にて開催されました。

セミナーでは日独のエキスパートによって、革新的技術と実践の場での経験が発表されました。セミナーには、地域の産官学からの代表者をはじめ、ボイラー導入に関心のある方々など、合わせて約160名が参加されました。セミナーでは、省エネルギーをはじめ、再生可能エネルギーの利用、そして特に日本での木質資源の利用などについて協議がされました。

講演の中では、日本において特にバイオマス利用においての熱利用に意義があることが指摘されました。加えて、denaおよびプロジェクト推進役としてのdenaの役割などについても説明されました。

セミナーで発表された主なテーマは下記のとおりです。

  • 欧州における木質バイオマス利用の背景と最新動向
  • ドイツにおける木質バイオマスの先端技術およびその特性
  • 北海道における木質バイオマス利用の事例紹介
  • 木質バイオマス燃料において重要とされる含水率と乾燥


セミナーおよびdenaプロジェクトのレジメとしては、単に木質バイオマスからの熱供給ということにとどまらず、化石燃料に依存しないエネルギー自給ということが、多くの企業や自治体の目的になっていることが示されました。木質バイオマスを燃料としたボイラーの開発・製造に取り組むNolting社は、70年の経験と実績を有し、堅強、長寿命でさまざまな燃料に対応した各種ボイラーを提供しています。

北海道音威子府村の天塩川温泉にてバイオマスプロジェクは、ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)による再生可能エネルギー・エキスポートイニシャティブのプログラム「dena再生可能エネルギーソリューション」の支援をうけて実施されています。

ドイツエネルギーエージェンシー(dena)は、エネルギー効率化および再生可能エネルギー、インテリジェントなエネルギーシステムに焦点をあてた専門センターです。denaの活動目的は、ドイツ国内のみならず海外においても、エネルギーの効率的かつ安全で低価格な、しかも環境に負荷のない供給と導入を可能な限り実現することにあります。そのためにdenaでは、産官学のリーダーとの連携を図っています。denaの役員は、ドイツ連邦政府およびドイツ復興金融公庫(KfW)グループ、SEアリアンツ、ドイツ銀行株AG、DZ銀行AGで構成されています。

Denaでは、dena再生可能エネルギー・ソリューションプログラムを通じて、再生可能エネルギー分野に携わる企業にむけて新市場参入のサポートを行っています。魅力的な新市場の開拓は、注目される場に設備技術を設置することや、公報活動、マーケティグツールの開発、技術トレーニングなど、幅広い活動を通じてサポートされます。これらは連邦経済・エネルギー省 (BMWi)における「再生可能エネルギー輸出イニシャティブ」の枠組みの中で、「モデルプロジェクト」として実施されます。ここでは、再生可能エネルギーに関連した品質の高い技術製品を導入することで、長期的な市場進出のサポートにつなげてゆくことを目的としています。

連邦経済・エネルギー省では、再生可能エネルギー輸出イニシャティブの幅広い行動プログラムを通じて、特に中小企業におけるドイツの技術を海外市場に進出し、安定した発展につなげてゆくことをサポートします。同イニシャティブでは、を提供しています。www.exportinitiative.bmwi.de


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